両塔。


昨日ソウルから帰国。
3泊4日の卒業旅行。
正直、今まで韓国を甘く見てた。
行って感じた街の活気。
近いうちに報告したい。


何故、すぐ書かないのか。


そう、私はまだ旅の途中である。
両刀は得意ではない。




パリの街に魅了された翌日。
決断は突然訪れる。

世界遺産モンサンミッシェルまで、
パリから日帰りで行くことにした。
ただでさえ3日しかパリ滞在しないのに、
丸一日パリを離れることは非常に悩んだが、
パリにはまた来ることがあるだろうと、
全く根拠のないことを自分自身に言い聞かせ、決心。
(結局、1年半後に再びパリへ行けたことが本当にありがたいとしみじみ)


5:30に家を出発し、
7:05パリ-モンパルナス発。TGV
9:15レンヌ着。
9:30レンヌ発。バス移動。
11:00モンサンミッシェル着。


圧巻。


舗装が無かった頃の巡礼者は、
最大16Mの干満の差に、
その多くが命をさらわれたという。


干潮時だったのか定かではないが、
到着時は修道院の裏まで歩いていくことができた。
(立ち入り禁止となっていたが・・・)
この舗装の影響で、砂が溜まりやすくなり、
満潮時でもなかなか水位が上がらないため、
工事に入るということだったが、
現在はもう完成しているのだろうか。


腹が減っていた。
門をくぐると、店がある。


プーラーおばさんのオムレツ


が名物らしい。


入店し、メニューを見る。
高い。
いや、高すぎる。
オムレツが€40以上するとは。
ここは一つ想い出に注文。
勢いにまかせ、シャンパンも注文。
昼食に7000円も使うことはこの先無いだろう・・・
肝心の料理の方は、
美味。
いや、美味でなくてはならない。


修道院までの街は細い商店街が、
傾斜地に張り巡らされ、
所々、建物の間に極狭の階段があり、
そこを昇ると近道になっていて、
さらに家々がひしめき、
迷路のような細道が、
限られた島の中に編み込まれていた。


修道院の中は、聖堂や食堂、中庭を含め、
質素ながらも構造美・機能美を感じることができた。
部分的に修復も行っていた。
修道士の方々が自ら土木作業をしている姿を見て、
これからも維持されていくだろうと感じた。


帰りのバスまで少し時間があった。
下までおりて、島の裏へ。
小さな祠がある。
苔に覆われた岩肌の上にひっそりと、
なかなか良い所だった。


16:45モンサンミッシェル発。バス移動でレンヌへ。
20:40パリ-モンパルナス着。


駅で滞在先のMさんと待ち合わせ。
翌日パリを発つ自分の為に、
夕食をご馳走していただいた。
フォアグラやエスカルゴは初体験。
美味しい赤ワインとともに、
今後の夢を語り続けた。


食後、エッフェル塔まで案内してもらい、
夜景を堪能。
周囲の建物の階高が抑えられている分、
塔の高さが際立ち、街のシンボルとして、
堂々と輝いていた。


家に戻ったのは3時。


この日出会った二つの塔は、
構造の美しさを伝えてくれた。