帰還。
一昨日以降、拠点を札幌から幕別へ移した。
最近は・・・
友人の一周忌で地元の仲間に会ったり、
札幌では高校や大学の同期、研究室のメンバーに送られた。
徐々に実感が沸いてきたような。
旅程は確定。
8月12日、新千歳→羽田。
8月16日、成田→クアラルンプール→フランクフルト。
8月17日、フランクフルト→チューリッヒ。
住居は未定。
やっと契約先が見つかりそうな気配。
もうちょいです。
旅の手帖も最終頁。
7:00YH発。
8:30ピレウス港着。
9:00ピレウス港発。
10:50イドラ島着。
アテネでは感じにくかった、
ギリシャらしさを求めて、
日帰りで行ける島を目指した。
青い空
青い海
白い壁
赤い屋根
旅の前に抱いていたイメージ通りの島だった。
この島にはアーティストが多く滞在しているという。
港を囲うように土産物屋やレストランが建ち並んでいるが、
大型の観光船が立ち寄る2時間程しか店を空けていない。
観光客は港周辺をぶらついて食事をして帰っていくが、
石畳の坂道を上まで登っていく方が、
よっぽどこの島の魅力を感じられるような気がした。
この島に車はなく、列を成して坂を登る荷馬。
街路のどこにも直線がなく、手造りのアナログな世界。
今回の旅の終着地として適地だった。
静かに旅の振返りをして、アテネへ。
14:20イドラ島発。
16:10ピレウス港着。
18:00ホテル着。
入国日当日と帰国日前日だけは、
事前にホテルを予約していた。
YHとは比べ物にならないくらいの設備、食事。
でも、YHにも良い所はたくさんあったし、
今回の旅が何とかなったのもYHのお陰。
翌朝、アテネからモスクワ経由で成田。
モスクワ→成田の便で、
ミュンヘン、ニースで出会った日本人と三度目の再会。
偶然が三度重なるなんてちょっとありえない、
ということで記念撮影。
こうして初めての海外旅を終えた。
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後記。
これまでこのブログに掲載していた記事は、
2007年2月20日〜3月14日の日程で行った初めての海外旅行の記録です。
たった3週間程の旅を振返るのに、
気付けば2年の歳月を費やしていたことになります。
このブログを読んでいただいている方の中には、
私が常にどこか旅へ出ているという誤解を招いていたようです。
また、更新にここまで時間がかかるとは、私自身も予想外でした。
2009年7月28日付「再旅。」に少し動機を書いていますが、
過去の旅のメモや寫真を頼りに、
今の自分ならどのようにその情景を感じているのだろうか、
ということに自分自身興味があります。
現地で感じたこと以上のものが、
振返るという行為を通して見えるような気がしたのかも知れません。
この記事を書き始めた頃の自分と、
今現在の自分には、
2年の間に大きな出来事が幾つもありました。
新たな出会いもあれば、
突然の別れもありました。
記事を更新したくても、
なかなか更新できなかったような気がします。
実質3週間の旅が、結果として再旅では2年間かかりました。
記事と記事の間の「空白」にこそ、
この旅の本質があったのかもしれません。
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「2007欧州編」は本日で終了です。
「2006西日本編」
「2007姫路・明石編」
「2008広島編」
「2008フランス・スイス編」
「2008名古屋編」
「2009淡路島編」
「2009東北編」
「2010韓国編」
「2010北陸編」
「2010サハリン編」
「2011コペンハーゲン編」
これらの記事は、今後、順不同で記事になるかも知れません。
今後は、もう少し現状を伝える機会が増えると思います。
お楽しみに。