不揺。
足掛け3年、ようやく整った。
2011年9月1日より1年間、
連邦工科大学チューリッヒ校
(ETH・エーテーハー)の
建築理論研究所
(gta・ゲーテーアー)へ
留学が決定。
モチベーションの維持がなかなか厳しかった。
様々な出会いが全て繋がっていると強く感じた。
色んな方々にお世話になった。感謝。
もはや行く事が目的ではなく、
行った先で何が出来るか。
7月の出国に向け、
課題は山積。
勝負の年。
旅はローマを駆け抜ける・・・
YHで朝食。
ブラジル人とポルトガル人と同席。
彼らは真剣に自国の歴史を語り始めた。
自国の形成史を理解し、丁寧に伝えていた。
その後、彼らは私に訊ねた。
「日本はいつから日本なんだ?」
日本の歴史に関する知識不足と、
英語で伝える事の困難さを痛感。
9:00YH発。
サン・ピエトロ大聖堂
ヴァチカン美術館
昼食
カラカラ浴場
コロッセオ
パンテオン
夕食
21:00YH着。
そもそも1日で廻ることに無理があった。
朝食時の助言通り、
混んでいない朝からヴァチカンへ。
美術館までは順調に見て廻ったが、
聖堂のドームに昇る階段で長蛇の列。
階段の幅も一人分しかないため、流れが悪い。
ミケランジェロのドームを堪能する間もなく、
予定を1時間押して急ぎカラカラ浴場へ。
浴場内を駆け足で廻る。15分。
(歴史を冒涜する行為だったと思う)
その後、コロッセオへ。
場内を一周して、向かいにあるパルティーノの丘へ。
全力で走ったが、閉門。
夕陽が眩しかったが、冬期間は閉門時間が早い。
コロッセオに再入場する事も出来ず、
どっと疲れた。
夕暮れと同時にパンテオンに入り、
真っ暗になるまでの2時間程度、
ドーム頂部から空を眺めた。
旅の目的を再考。